16日前場の東京株式市場は、堅調に推移し、平均株価が205円89銭高の1万4179円62銭と大幅続伸。25日移動平均線(前引け時点で1万4119円)を3日ぶりに上回った。
現地13日の米国株が大幅高となり、寄り付きはシカゴ先物清算値1万4220円(大証終値比240円高)にサヤ寄せする格好。ドル高・円安で推移する為替市場を受け、輸出関連株中心に物色が広がった。買い一巡後は上値の重い場面もあったが、先物への大口買いをきっかけに上げ幅を広げ、一時231円高まで買われる場面があった。
市場では、「高値圏から約5%の調整を経て、再び25日移動平均線を上回り、上昇トレンドは維持した格好だ。為替市場でドル高・円安基調が継続しているが、NY原油価格が1バレル=120ドル程度まで調整しないと先行き不透明感がぬぐえず、輸出関連株への物色は限定的となるだろう」(中央証券・株式部長・前田守氏)との声が聞かれた。
東証1部騰落銘柄数は値上がり998、値下がり570。出来高は8億4433万株。売買代金は8722億円。午前11時時点の東京外国為替市場は1ドル=108円台前半(13日終値は1ドル=108円06銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中27業種が上昇。三井物 <8031> 、伊藤忠 <8001> など商社株が買い優勢。JFE <5411> 、新日鉄 <5401> など鉄鋼株や、DOWA <5714> 、東邦鉛 <5707> など非鉄金属株も堅調。商船三井 <9104> 、郵船 <9101> など海運株も高い。三井不 <8801> 、住友不 <8830> など不動産株にも物色が向かった。
ドル高・円安を背景に、TDK <6762> 、京セラ <6971> 、東エレク <8035> など値がさハイテク株や、ダイハツ <7262> 、トヨタ <7203> など自動車株も買われている。個別では、岩手・宮城内陸地震による復興需要思惑から東北ミサワ <1907> が値上がり率トップとなったほか、植木組 <1867> 、ライト工 <1926> などが大幅高となった。
半面、NY原油先物安を背景に、国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> など資源開発株や、AOCHD <5017> 、コスモ石 <5007> など石油株が売り優勢。日電硝子 <5214> 、旭硝子 <5201> などガラス株も軟調。個別では、ゴルドウイン <8111> 、グッドウィル <4723> 、ダイユエイト <2662> などが値下がり率上位に連なった。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社