13日の米株式市場は大幅に続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比165ドル77セント高の1万2,307ドル35セント、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同50.15ポイント高の2,454.50で終えた。5月の米消費者物価指数(CPI)と原油相場の下落がインフレへの懸念を和らげたことで買いが進んだ。
米労働省が発表した5月のCPIは、前月比0.6%の上昇で、エコノミスト予想の0.5%をわずかに上回る数値だった。変動の激しいエネルギー・食品価格を除いたコア指数は0.2%上昇で市場予想と一致した。
総合指数は11月以来の高い伸び幅だったが、物価の上昇は大部分がエネルギー・食品に限定されているという事実が、投資家に安心感を与えた。すべての品目で物価が上昇すれば、生活必需品以外の購入が難しくなる。また、米国の国内総生産(GDP)の3分の2以上を占める個人消費が落ち込めば、今年後半に米経済が持ち直すという投資家の期待をくじくことになる。
一方で、エネルギーコストの上昇は消費者マインドを悪化させている。ロイター/ミシガン大学が調査した6月の米消費者信頼感指数(速報値)は、56.7で約30年ぶりの低水準だった。
しかし、インフレの懸念が緩和されたことで、米連邦準備理事会(FRB)が6月24-25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置く可能性が高まったと見られる。また、次々回以降のFOMCでも金利が数回は据え置かれる可能性がある。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、1.88ドル安の1バレル134.86ドルで終えている。